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Hanano Photography Blog

改めて、ご自宅お支度を心からおすすめする理由。

11/1/2021

 

こんにちは!
Hanano Photographyフォトグラファーのhananoです。
七五三シーズンに入り、連日たくさんの素敵なご家族のもとにお邪魔させていただいております。
忙しいけど、この忙しさ嫌いじゃない。
やっぱり私は家族写真が好きだ。
よってもれなくこの仕事が大好きだー!!!と世界の中心で愛を叫んでおります。

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さてさて、そんな繁忙期真っ只中な今ですが(ちゃんと納期は守りますので!)、どうしても、心の底から湧き上がるこの想いを抑えきれないのでblogを書きます。
皆さま既にご存知の通りなのですが、Hanano Photographyの七五三プランは必ずお支度撮影が付いてくるという、なんとも有難迷惑?なプランとなっております。
そして、これまた迷惑なことに、一言でお支度といっても#ご自宅お支度から始まる七五三というハッシュタグを作成するくらい、ご自宅お支度推しのカメラマンであります。
そして布教活動の成果あってか?ここ最近のお客様のほとんどがご自宅お支度をご希望してくださるようになりました。
そして、「はなのさんの写真を見ているとお支度の方が可愛くない?と思ってしまいます」と言われるほどになりました(笑)
さすが!!!私のお客様、わかっていらっしゃる!!!!
そんなわたし的最高な環境で連日撮影させていただいているわけなのですが、もうやっぱり、「ご自宅お支度最高!!!!!」と叫ばずにはいられない。
なぜ世の中の七五三プランの大半にはお支度撮影がついていないのか。
どうして?なぜ?こんなに可愛くて、ドラマに溢れていて、最&高なのに!!!!!
(いや原因はわかっています。撮影にかかる時間のわりに収益が低いからです。
でも、それでも私は撮りますよ。もはや最近は参拝撮影が後付けのような感覚になってきた・・・)
私のお客様は(半ば押し付けで)必ず撮影するので、「撮影しない」という選択肢はもはやないのですが、世の中の皆様、こんなに素晴らしいお支度を撮影しないなんて本当に勿体ない。
最高に勿体なさ過ぎると思いますので、あらためて、その魅力について語りつくしたいと思っておりますので、有難迷惑とは十分承知しておりますが、どうぞお付き合いくださいませ。
今回のブログは今年既に撮影させていただいた七五三より、お支度風景を中心に抜粋して一緒にお届けいたします!


ご自宅お支度をおススメする理由。それは5点あります。
①ご家族皆様にとって負担が少ないこと
②ご家族の管理下にある場所であること
③カメラマンがご家族のことを知り、関係性を築く時間になること
④お支度中、そして出来上がりたての最高に可愛い姿を残せること
⑤その他もろもろ、大きな声では言えないカメラマン側のアレコレ


お支度をする主な場所としては、ご自宅、祖父母宅、美容室、稀に着付け屋さん、写真スタジオなどが候補としてあるかと思うのですが、
④については、自宅以外のお支度などでも残すことができます。
ただ、①~③、そして⑤については、やっぱりご自宅(次点で祖父母宅)以上に勝る環境はないかなと思います。
ちなみに写真スタジオについては、ほぼ確実に外部のカメラマンによる撮影はできないと思いますのでご注意くださいね。
​では、この5点について詳しくご説明させてください。


①ご家族皆様にとって負担が少ないこと
これはもう、まさにご自宅お支度の究極のメリットかなと思います。
まず、お着物を事前に美容院などに運んでおく必要がない。これだけでも相当楽だと思います。
そして、お子様のお支度中も、親御さんの準備を並行して行えたり、ごきょうだいのお世話を行えたりするので、この時間までにみんな着替えてばっちりの状態で美容室に行かなきゃ!みたいなプレッシャーもなく、おうちで待っているだけでよし。
七五三の主役のお子さまにとっても、直前まで朝ごはん食べていてもオッケー。なんならお支度しながら食べていてもオッケー。
ママのお支度がある場合など、朝早い場合はまだ寝ていてもらっても、寝起きのパジャマのままでもオッケー。
こんな状態で撮影!?と思う方もいらっしゃる方もおられるかもしれませんが、これが良いのですよ。
ザ・日常。からのお着物の姿。このストーリーとギャップが最高なのです。
私はとにかく、七五三の当日はご家族の負担を減らして、皆様で楽しんでほしい!!!!と思っているので、身体的にも精神的にも余裕のできるご自宅お支度は本当におススメです。
私も今年3歳になった娘の七五三を控えているので改めて感じたのですが、七五三の準備って本当に大変なのですよね。
親族との日程調整、カメラマンや着付けの予約、お着物探し、参拝場所の決定、会食どうする?、当日のスケジュールの調整…
決めることだらけなうえに、何から何までお金がかかる。
着物なんて普段着ないから、何が必要なのかも、どうやって選んだらいいかもよくわからない。
(私もこんな仕事をしていても、今回着物の準備をしていて聞きなれない言葉に???でした…)
そして今はコロナもあって祖父母呼ぶ?呼ばない?などと心配までついてくる。
七五三は、家族にとって一大イベントで、当日を迎えるためにママパパは(パパもぜひご協力を!)膨大なタスクをこなしています。
でも、始まってみればほんの一瞬で終わります。
神社やお寺に行っている時間なんてほんの1時間~2時間くらい。
この時間のためにご家族は膨大な労力と時間とコストをかけて準備を進めているのです。
私は七五三はお子様の大きくなってくれてありがとうのイベントだから、ご家族に楽しんでもらうことが一番!と言ってはいますが、でもやっぱり、「一瞬で過ぎ去る当日が残るものは写真」、だとも思っています。
だから、私は最大限の写真を残すために、カメラマンとして(カメラマン業以外のことでも。手が足りなければオムツ交換とかもお手伝いします。)当日できることはなんでもしたいと思っています。
こんなに準備を頑張ってくださったのだから、せっかくお金をかけたのだから、当日はご家族にとって楽しい1日であってほしい。
それは、親御さんにとってもお子さんにとっても。
そして、当日は写真のことは私に任せて、その日を心から楽しんでしほしい。
そのために、やっぱり親御さんにとってもお子さんにとっても負担の少ない「ご自宅お支度」が心からおススメだなと思います。

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(お宅にお邪魔するとまだ朝ごはんを食べていた3歳&5歳さん。
本当はまだ寝ていてもらう予定だったのですが、何かを察知したのか?起きていてしまっていました。あるある。
子どもの絵が貼ってある壁をバックにママがお着物を着ている風景、すごくいいなと思って撮りました。
お支度中もありのままの君たちが愛しいよ。)

​②ご家族の管理下にある場所であること
自宅だから当たり前だろ!と思われるかもしれませんが、意外とこれはすごく重要です。
美容院や着付け屋さんというのは、ご家族にとっては「お客様の場所」です。
その場を管理しているのはお店を経営している人であって、その場なりのルールがあります。
このような場所ではもちろんお子様だけでなくご家族も、自分に与えられた場以外で自由に動き回ったり、目的以外のことをして過ごす、ということはできません。
当たり前のことなのですが、意外とこの「当たり前」は足かせになります。
人の目や場の雰囲気を気にして、子どもがお支度を嫌がったら「ちゃんとしなさい!」と、走り回ったり騒いだりするようなら「静かにしなさい!」と言わなきゃいけないような気持ちになりませんか?
外食と一緒です。自分の管理する場所でないから、他の人の目や空気を気にしなければならないのです。
これはお子さまにとっても結構なストレスになります。
やっぱりご家族が最大にリラックスして過ごせるのは、究極にいつもの場所である自宅だと思います。
だって自宅というのはそのためにあるものだもの。
自宅であればおもちゃで遊んでいても、テレビを見ていても、ゴロゴロしても、騒いでも大丈夫。
そのようにご家族にとって心理的に安全性の高い場所では、ご家族の素の表情が出やすくなります。
七五三の年齢のお子さまではありませんが、普段撮影をしていて思うのはこれは0~1歳の赤ちゃんに本当に顕著に表れます。
​0~1歳さんというのはまだ歩くのもおぼつかず、お外が最大に楽しめる年齢ではないのですよね。
お外撮影でいい表情を出してくれるようになるのは、すっかり歩けるようになったくらいからかなと思います。
今までたくさんの歩く前の赤ちゃんをロケーションでも自宅でも撮影させていただいてきましたが、自宅以外で撮影した時の方が自宅以上にいい表情を見せてくれたことは一度もありません。
だから、0~1歳さんの撮影では全力でご自宅撮影をおすすめしています。

また、私は撮影の時に「うちの子人見知りなのに、花乃さんは大丈夫でした!」とか、「我が子、本当にいつも通りです!」と言われることが結構あり、これは大変光栄なことで脳内では密かに調子に乗っているのですが、これは私の力だけでなく、ご自宅という「場の力」をお借りしているなあと思うことも多いのです。(いや、私の力もあると思いたい)
お子さまにとって、いつもの場所であり、安全だと思える場所であり、どこに何があるかわかっていて、自由に動き回れる場所。
そしてこの安心安全な場所に呼び入れられた人間(私のことです)というのは、これまた害がない安全な人間なんだと認定されているのではないかと思うのです。
だから、スタジオ撮影なんかでなかなか自然な笑顔が出ないとか、泣いちゃって撮影できなかったというお話はよく聞くことではありますが、これは当たり前といえば当たり前だろうな、と思うのです。
子どもにとっていつもの場所でないところというのは、想像以上に不安なものなんだろうな、と。
​こういった「場の力」的な意味でも、やはりご自宅お支度に勝るものはないなと思うのです。

そしてもう一つ、もれなく日常写真も残せるということ。(これが私の中ではお支度撮影をする最大の醍醐味です)
美容室でごはん食べさせたり、オムツ替えたりはできないけど、ご自宅ならいつものままでオッケー。
普段の撮影ではパジャマ姿の寝癖がついた姿なんて出くわすことはほぼないけれど、七五三だと出会ってしまいます、そんな最高に愛しい姿に。
なんならごきょうだいがまだ小さければ、授乳・離乳食シーンやねんねシーンまでもれなく写真に残ってしまいます。
0~1歳というようにまだ下のお子さまが小さい場合、先ほどもお話したように、ご家族の負担が減るという意味だけではなく、下の子のお写真の撮れ高としてもご自宅撮影は最高です。

私の感覚として、お支度撮影はほぼ日常写真撮影なので、ご自宅以上に勝る日常はこの世のどこを探しても存在しません。
もう皆さまならわかってくださると思うのですが、私は「綺麗なお支度写真」(いわゆるリップシーンや鏡を見てニコっとしているお写真)だけを撮りたいわけではないですし、どんなにお支度を嫌がっても心から可愛いと思うし、寝っ転がりながらお着付けしてもらっている姿なんて最高だし、そしてそんな風景の中に下の子がその辺に転がっていたり、いつもそのお子さま、ご家族にしかないお支度風景に出会わせていただいているので、おうちの中が散らかっているとか、古いおうちだからとか、そういうことは私の撮影において全く関係がありません。
ご家族にしかない、その個性が最高なのです。
そんな個性を最大に発揮してもらうために、やはりご家族皆さまにとっていつもの場所であるご自宅お支度は最高におススメです。

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(3歳さんと1歳さんのご自宅お支度風景から。1歳さんはお支度の横でごはんタイム。
​穴の開いた食パンと、参拝後に食べるのかな?お祝いのお煮物のレンコンが綺麗にお花の形に切られていることに愛を感じる私。
お姉ちゃんヘアメイク上がり後のオムツ交換タイム、消臭袋をまき散らしている1歳さん。これを最高と言わずしてなんと言うのか。)

③カメラマンがご家族のことを知り、関係性を築く時間になること
これは正直、カメラマンである私側の都合になりますが、結果的には写真の出来にも繋がってきます。
前回のブログ(私が思う、「ウエディングフォト脳とファミリーフォト脳の違い」。)でもお話したのですが、私の撮影スタイルである「ご家族のよいところや個性探し」においては、写真を撮るためだけではなく、ある程度ご家族と過ごす時間が必要です。
七五三のような「特別な場所で」「特別な衣装で」の状態からお会いしても、なかなかご家族の個性が掴みにくいのです。
綺麗に着飾られたご家族からは、普段どんな風に過ごしているのか、どんな雰囲気のご家族なのか、そういった情報を得るのが途端に難しくなります。
そしてお子さまに至っては、借りてきた猫のように表情が固まっている。
この緊張をどうほぐしてあげたらいいのか?そう思ったときにも、こちらの持ち札が格段に少ないのです。
これがお支度撮影からご一緒していると、かなり違ってきます。
特にご自宅お支度においては、ご家族にとって最もいつも通りに過ごせる場所であり、ご家族に関する情報が溢れているので、言葉によるコミュニケーションはもちろんですが、お話をしなくてもおうちの雰囲気や置いてあるもの、そしてご家族の普段のやり取りなどからご家族のことを知ることができます。
ああ、こういう姿がこのご家族の素なんだな、普段はママ(パパ)とお子さんはこんな関係性なんだな、このお子さんはこんな時にいい表情をするんだな、というのが一気に掴めます。
そして、カメラマンにとってお支度の時間自体がパパママだけでなく、お子さまと仲良くなる時間になる時間になります。
私は、人と人が距離を縮めるためには、ある程度の時間が必要だと思っています。
写真撮影というのは撮り手と被写体の関係性が如実に表れる行為だと思っているので、やっぱりお互いの心が通っていない状態で撮った写真より、ちゃんとお互いを知った状態で写真を撮りたいのです。
だから、私にとってお支度撮影はこの心理的な距離を埋める時間でもあります。
以前インスタにて「7歳さんのお支度撮影こそ意味がある」と記載したことがあるのですが、これは本当にそうだな、と改めて感じるのでもう一度お伝えさせてください。
​3歳、5歳さんは、年齢的にまだ自分を取り繕うことがあまりないので、たとえお支度から撮影しなくても参拝時にいつもの姿や表情を見せてくれることも多いです。
故に逆に言えば、なかなかスムーズに(といってもスムーズかどうかは大人の勝手な判断なので、私はいわゆるスムーズでなくても全く問題ないのですが)撮影が進まないことも多いです。
だけど、7歳さんに関しては、もう内と外の使い分けもできるし、大人の気持ちを読む力もあるので、おそらく何の問題もなくいわゆるスムーズに撮影はこなせます。
でも、だからこそ、いつもの表情を見せてもらうのが難しい。
「ただ笑顔で写真を撮ること」は簡単にできるかもしれないけれど、その笑顔はいつもの、心からの笑顔なのかどうか、私には自信がないのです。
だからこそ、お支度の時に、この子は普段こういうことが好きなんだなとか、こういうときに嬉しいと感じているんだな、という情報収集をして、そして、お子さまとのコミュニケーションを取って、撮影に臨みます(というか、お支度撮影と同時進行です)。
大体の7歳さんは最初は少し恥ずかしがっていることが多いですが、お支度のうちに(7歳さんは比較的お支度に時間もかかりますし)どんどんいろいろなことをお話してくれるようになります。
こんな風に、お支度時間はお子さまのカメラマンに対しての心理的な壁を取り払う時間になるだけでなく、カメラマンの持ち札を増やす時間になります。

そしてもう一つ、心理的に距離を縮めるこの時間は、カメラマンにお子様やご家族に対しての『情』を涌かせる時間になります。
いや、仕事なら参拝撮影からでも情涌かせろよ、と思うかもしれませんが(実際できる自信もあるけど)、この『情』というのは『一緒にいる時間』と『どれだけ相手のことを知っているか』に比例すると思うのです。
もし自分が保育士だったとしたら、一時保育でお預かりしたお子さんより、担任のクラスのお子さんの方がより深く情が涌くのは当然だと思いませんか??
また、我が子も一緒だと思うのです。
我が子がこんなに可愛いのは、これだけ長く一緒にいるから。そして、自分が一番我が子のことを知っているから。
だから、お支度からご一緒した場合、そしてご自宅お支度なら尚更、『一緒にいる時間』と『どれだけ相手のことを知っているか』、この2つのポイントについて最高な環境であるが故にぶっちぎって情が涌きます。
これは七五三でなくても、ご自宅で日常撮影をしている時も一緒です。
だから、「ご自宅=カメラマンに情を涌かせるのに最高な環境」と自信を持って言えます。
そしてお客様がリピーター様なら更に、以前からの積み重なった情も相まってスーパーマン状態になります。
この情が涌いた状態の私は、もはやお子さまをかわいいかわいい我が子だと思っておりますので(これまた有難迷惑)、神社に行って他の七五三チーム(ご家族&カメラマン)がいても毎回、「うちの子が一番最高」「うちのチームが一番」「うちのチーム以上にいい写真撮れる人はいない」と確信しています。
​私はいい写真を撮るための条件は『情が涌くこと(=カメラマンの感情が動きやすい状態であること)』だと思っておりますので、どうか皆様、私に情を涌かせてぐつぐつと煮詰めさせる時間をお与えくださいませ。

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(7歳さん、朝ご自宅にお伺いしたときはだいぶ恥ずかしそうでした。ヘアセットに使う『すき毛』を「もじゃもじゃ~」と大層お気に召され、私も一緒にもじゃもじゃキャッチボールしました。バックに入っているのがもじゃもじゃであること、そしてそれを嬉しそうにおばあちゃんに見せていることも、お支度からご一緒していなかったら分からなかっただろうなあと思います。)

④お支度中、そして仕上がりたての最高に可愛い姿を残せること
「お支度中の可愛い姿を残せること」これはもう言わずもがなです。
言わずもがな、お支度中の風景というのは最高に可愛いです。
ご自宅にお邪魔した瞬間のちょっと恥ずかしそうな表情も可愛いし、まだパジャマ姿で寝癖ついているのも可愛いし、ヘアメイクが始まったときのケープ巻いたてるてる坊主スタイルも可愛いし、ヘアメイクが仕上がった状態でのおトイレ(またはオムツ交換)タイムも可愛いし、肌着にタオル巻いた状態も可愛いし、5歳さんの袴をはく前の一休さんスタイルも可愛いし、7歳さんが前歯抜けた状態で笑っているのも可愛いし、お着物嫌で逃走するのも可愛いし、なんつーかですね、見どころしかないんですよ(笑)
いわゆるスムーズでなくても本当に全然オッケー。超可愛い。
萌えポイントがありすぎて、語りつくせないので、どうか皆様我が子の七五三ではお支度シーンを凝視されることをおすすめします(笑)
そして「仕上がりたての最高に可愛い姿を残せること」、これですね、実際に撮影させていただいたお客様からもご共感いただけるのですが、(ヘアメイクがばっちりという意味で)「仕上がりたてが一番かわいい」。
特に3歳の女の子で、神社やお寺での撮影の時まで口紅が残っているのはなかなか難しいです。
あとはヘアセットや着付けもやっぱり、崩れてしまいますしね。
だから、仕上がりたての姿を残せるのはやっぱり、当たり前ですがお支度撮影のメリットだと思います。
あとは、お支度シーンを写真に残すことでその場にいなかったご親族に見せられるのも良かった、とご感想をいただいたこともありました。
上述のように、私にとってのお支度シーンというのは俗にいう「リップシーン」や「鏡を見てニコっとしている写真」だけではないので、その子やご家族のドラマが詰まっているのです。
このドラマがやっぱり最高だし、ひいては、写真を見た時に当日のストーリーを思い出すきっかけになります。
そして、お支度からのお写真で構成するアルバムは、参拝撮影だけのものにはない、ご家族だけのストーリーのアルバムになります。
これ、正直、マジで最高です(笑)

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(こちらの3歳さんは着付け屋さんでのお支度風景から。いや、その前の駐車場からお会いしたのですが、駐車場でも既に可愛い。
​リップシーンの後、秒で舐めてました(笑)でも口紅を塗っていても塗っていなくても、君が笑ってくれるだけで最高。)

⑤その他もろもろ、大きな声では言えないカメラマン側のアレコレ
最後に、あまり大きな声では言えませんが、私が感じているカメラマン側の七五三撮影の裏側をお話します。
まず、私の七五三プランにおいて納品枚数を300カット「以上」、とお約束をしているのですが、正直、ご自宅お支度だとより納品枚数が多くなる傾向にあります。
それくらい、私にとってご自宅お支度というのは撮りどころがありすぎるのです。
ご自宅お支度だからといって追加料金があるわけでもないですし、今まで熱く語ったようなメリットもたくさんあるので、ぜひこれから七五三をお迎えになられる方はご自宅でのお支度を選択肢に入れてみられてはいかがでしょうか。
(Hanano Photographyでは出張ヘアメイク・着付け師さんのご紹介も行っています)
少し話は変わるのですが、私がご紹介するヘアメイクさんには、私の撮影に対するスタンスというか、想い(最初重いと変換されましたが間違ってない)を必ずお話しています。
私が、七五三の日に一番大切にしたいことは『お子さまの楽しい』です。
だから、​親御さんだけでなく、お子さまともコミュニケーションを取れて楽しませてくれるような、信頼できるヘアメイクさんをお客様にご紹介したいと思っております。
また、おすすめさせていただいているのがヘアメイクさんによる「参拝撮影へのアテンド」。
ヘアメイクさんが参拝撮影に同行し、着崩れ・ヘアメイクを直してくれたり、お子様の靴を履き替えさせてくれたり、ご家族のお荷物を持ってくれたり、撮影のフォローをしてくださったりするものです。
もちろん着付け料金に加えて追加料金がかかってしまうのですが、特にママがお着物を着られていたりご妊娠中だったりする場合や(お子様のお世話をするのに動きにくいので)、複数人お子さまがいる場合などは本当におススメで、少しでもご家族が余裕をもって楽しめたらいいなと思いお客様におすすめさせていただいております。
七五三撮影は短時間勝負なので、カメラマンである私が着物のケアを気にせずに写真に集中できるといのは、本当に本当に有難いです。

そしてもう一つ、正直に言います。
お支度撮影は「参拝撮影がいまいちだったときの保険」になります。
いくらお支度撮影をしていたとしても、参拝撮影にて「お子さまの笑顔のお写真」が撮れる保証はありません。
​私はお子さまに対して、撮影の時に「笑っていなくても泣いていても走り回っても大丈夫」と思っていますし(これまた前回のブログ
(私が思う、「ウエディングフォト脳とファミリーフォト脳の違い」。)読んでくださると嬉しいです)、ハナから笑顔の写真を目指すのは好きじゃないし(笑ってなきゃいけないって決まりはどこにもない)、それでもやっぱり七五三の時は、せめて1枚は、お着物を着て笑っているお写真は必ず残したいな、と思っています。
私が親だったら、せめて1枚は、ときっと同じことを思うからです。
だから、参拝撮影の時は全力で笑顔の写真を撮影しに行きます(=楽しめる雰囲気作りをします)。
だけど、もし、もしも、何らかの理由で参拝撮影にて笑顔のお写真が残らなかったとしても、お支度の風景の中には必ず楽しそうなお写真があります。
特に3歳、5歳さん。
子どもゆえの忖度のなさ(私はこれが好きなのですが)によって、いくらお支度で「よっしゃ!めっちゃお子さまと仲良くなったぜ!!!!」と自信をつけていても、神社ではなんかスンっとなってしまって、あれ?さっきの自信どこいった?となることがあります。
これはお子さまの気分の波とか、疲れちゃったとか眠いとか、たくさんの大人に囲まれる緊張感とか、暑い寒いとかそういう凡人にはどうしようもできない要素とか、なにかしらの影響があるかと思いますが、やっぱり一人として同じお子さまはいない以上、100%の保証はないのです。
だから、こんなことをカメラマンが言ってはいけないかもしれませんが、お支度撮影は保険になります。
私は過去参拝撮影のみのプランも経験したうえで、今ではお支度からの撮影のみのプランとさせていただいておりますが、正直、どちらのプランでも今まで1枚も笑顔のお写真が撮れなかったことは1回もありません。
でも、ひとつ確かに感じることがあります。
それは『お支度から撮影したほうが、参拝時にお子様が楽しそうに過ごしてくださる確率(=ひいては笑顔のお写真が残る確率)は間違いなく上がる』ということです。
それは、今までしつこいほど説明したように、お支度撮影をすることでお子さまが楽しむポイントを知ることができたり、そしてカメラマンとお子さまだけでなくご家族皆様との関係性が構築しやすくなるからです。
だから、「お支度撮影=絶対万能」とは言い切れませんが、参拝撮影だけのプランよりも、そしてご自宅お支度撮影であればより、「ご家族が七五三を楽しめる確率が上がる」、と考えていただけたら嬉しいです。

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(この日は弟くんのお宮参りも一緒に。正座してお支度に臨んだ3歳さん、可愛すぎる。
足袋を履くのが嫌で、そこから​お支度が進まず、どうする?という感じだったのですが、スポロン飲んでパワーチャージ。
最後は被布のボタンは自分で留めました!
ちなみにこの日は一切足袋&下駄は履かず、靴下&スニーカーで撮影しました。​(もちろんママ了承済み)
それでもこんなに可愛い。型にハメる必要など本当にどこにもないなと思います。)


私はカメラマンです。だから、お客様は、私に「写真」を求めています。
でもやっぱり、私は「写真だけ」ではなく、「ご家族皆様の楽しい、嬉しい、愛しいという感情の先に、写真があってほしい」と思っているのです。
育児は本当に大変です。
内容や程度の違いはあれど、大変な思いや悩みを抱えていない人なんていないと思うし、日々いろいろな意味でぎりぎりで生活しているご家族も少なくないと思うのです。
だから、こんなに時間と労力とお金をかけて迎えたこの日を、ご家族にとって人生に何回もあるわけではない一大イベントを、みんなで心から楽しんでほしい。
そして、私も一緒に楽しみたい。
だから、こんなに回りくどいように見えるスタイルを取っています。
生活感や子どもならではの面白行動、突発的に起こる予想外の出来事をなるべく排除して綺麗な美しい写真を撮りたい、と思っているお客様がもしこのブログを読んでくださっている方の中にいるとしたら、きっと私よりほかにもっと向いているカメラマンがいます。
私はやっぱり、七五三でも「その家族にしかないストーリーと個性」が撮りたい。
そう思って、今年も​#ご自宅お支度から始まる七五三を撮っています。
​
これから七五三を迎えられるすべてのご家族が、楽しくて幸せな1日を過ごせますように(*^^*)

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