1988年、長野県生まれ。 自然に囲まれて育ちました。 大学進学に伴い上京、看護師資格を取得し、都内にある小児専門病院に就職しました。 その病院は、全国から治療のために患者さんが集まる大きな病院です。 PICU(小児集中治療室)というところで働いてきました。 PICUというのはいわば病院内で一番重症な子どもたちが入るところ。 先天性の病気、外傷、感染症…子どもたちがさまざまな理由で入院していました。 色々な病気を持った子どもたちと接する中で、命の重さや家族一緒に過ごせる毎日がどれほど尊いか… 当たり前はあたり前でないことを身に沁みて感じました。 さて、どうしてそんな私がカメラマンになろうと思ったかということですが、きっかけはただの趣味でした。 最初は「タッチしたら背景がぼける写真が撮りたいんです!」そんなレベルからスタート。 色々と勉強していくうちに、もともとオタク気質な私はカメラが大好きになってしまったのです。 そして、自身の結婚を機に大好きなカメラマンにロケーションフォトを撮ってもらいました。 その日がそれはそれは本当に楽しくて… 出来上がった写真は結婚式当日の写真よりお気に入りです。 その経験から、「写真で人を撮りたい!喜んでもらいたい!」という思いからウェディングフォトグラファーになる決意をします。 働きながら大手写真会社のフォトスクールで結婚写真を学び、カメラマンデビュー。 結婚式の撮影ってとってもシビアな世界で、絶対に失敗できない、撮り逃せない、粗相できない、時間通りに進めなければならない… そんな厳しい環境の中撮影できたことに今ではとても感謝しています。 ウェディングフォトグラファーとしての活動と並行して、家族写真のロケーションフォトを始めました。 私は本当に家族写真が大好きです。 看護師として働いていた小児専門病院では、家族と一緒におうちで生活することのできない子供たちをたくさん見てきました。 家族と一緒に過ごせる毎日は当たり前ではない。 だからこそ、そのかけがえのない日々を未来に残してほしい。 そんな想いで家族写真を撮り続けました。 (よろしければこちらの『わたしの家族写真への想い』もお読みください) 自身の転機は2018年、娘を出産しました。 今までも子どもは大好きでしたが、我が子は本当に特別で。 頭の匂い、母にしか見せない表情、まだぎこちない動き、よだれまみれの手… すべて私にとっては愛しくて、今までにない感情の嵐でした。 この瞬間、感情をすべて丸ごと私がおばあちゃんになったときに再現したい。 そう思って毎日を過ごしています。 記憶・感情は薄れていきますが、写真を通せばタイムカプセルみたいに未来に届けることができる。 未来のあなたに、そしてお子さんに、あなたの気持ちを伝えることができる。 そんなところに本当の家族写真の意味があるのではないだろうかと思うようになりました。 ただ可愛く撮影するのではなく、未来へ残る写真であってほしい。 20年後、あなたのお子様が大きくなったとき、愛を感じられるものであってほしい。 そんな想いで活動しています。 どうぞ、よろしくお願いいたします♩ Photo by tomyphotostudio
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1 月 2021
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