HANANO PHOTOGRAPHY
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Hanano Photography Blog

2021年、総括。

12/28/2021

 

こんにちは!
Hanano Photographyフォトグラファーのhananoです。
2021年も年末を迎えましたね。
皆様ご体調など崩されておりませんでしょうか??
私は今年の繁忙期の撮影が無事にすべて終わって本当にほっとしています。
秒で過ぎ行く1年。子育てしてるとなおさらですよね。
世の中お母さんたち(お母さんじゃなくても)、今年1年本当にお疲れ様でした!!!!
​みんなで心の中でカンパーーーイ!!!!

画像

さて、どうしても年内振り返りのブログを書きたかったのです。
この1年を振り返ってみると、超個人的なことになりますが私の中では色々と変化のある1年でした。

私はここ数年間ずーっとダブルワーク(看護師&フォトグラファー)で仕事をしてきたのですが、実は今年の3月末で看護師の仕事を辞めました。
理由は主に、「ダブルワーク+子育ては今の自分には無理だと悟った」からと、「今一番自分にとってやりたいことは写真だった」からです。
実は私はものすごく保守的な考えの持ち主でして、「大きな組織に属していたほうが安全」と強く思っていたタイプです。
でも、育休から復職してみたら今まで当たり前だった「8時間労働」がこんなに大変なものだと思わなかったのです。
といっても、私は時短だったので「6時間労働」だったのですが、それでも朝も夕方も思いのほか忙しくて、仕事では体力も心も消耗するし、1日が時間に追われて終わっていく。
そんな状態で、子どもと過ごす時間も確保しつつ、それに加えて写真の仕事をできる気がしなかった、というのが正直な理由です。
私にとって大切なものはなんだろう?と何度も何度も考えました。
看護師としてのキャリアも大切。安定も大切。子どもと過ごす時間も大切。写真の仕事も大切。
でも全部は無理だなと思ったときに、「子どもと過ごす時間」と「写真の仕事」を選びました。
さようなら、ボーナス、有給、社会保険、福利厚生。
そんなこんなでフォトグラファーオンリーとなったわけですが、今となっては本当に本当に幸せな選択でした。
「今日仕事に行きたくないな」と思った日は1日もなくて、毎回「楽しみだな」と思える。
撮影のたびに毎回学びや発見があって、ゴールがなくて、だからこそ面白くて、沢山の感情をご家族から頂いて、心が豊かになる。
​これは本当に幸せなことだと身に沁みて思うし、こんな風に仕事ができているのは、本当にすべてお客様のおかげです。

やっぱり私は写真を撮ることが好きです。
いや、違うな、写真を通して人と関わることが好きです。
「写真を撮る」という行為は写真を残すこと以上の意味があって、撮る側と写る側の感情が良くも悪くも大きく動くことだと今まで以上に感じました。
「ご家族の個性」を今まで以上に追いかけたこの1年、本当にどのご家族も1つとして同じだと感じることはなかったです。
だからもちろん上手くいかなかったこともたくさんあります。
そんな時も温かく見守ってくださったご家族には感謝してもしきれません。

ある七五三の撮影中にご家族が仰った一言が私の中で忘れられなくて。
「仕方ないよね、これが今の我が子だもん」、と。
私は撮影中、お子さまもご家族もみんな楽しんでもらえたらいいな、と思っていますが、「お子さまの楽しい」が必ずしも「親御さんの望んでいる姿」ではないかもしれないことも知っています。
だから、そんなときに親御さんが「仕方がないよね、これが今の我が子だもん」と言えるその懐の深さというか、受け皿の広さに感動したのです。
ちなみにこの時は、お子さまはお菓子が食べたくて食べたくて撮影どころではなかったというシーン。
こんなところも可愛いので私はその状況も撮っていたのですが、このシーンをどう感じるかは親御さん次第だな、と思っていたところだったので、こう言ってくださった親御さんに本当に救われた1日でした。

私たちがAという状況をCという風に感じるのには、Bという価値観や考え方のフィルターを通しています。
例えば、とあるフォトグラファーが「撮影に行ったらお子さまが人見知りだった」という状況を「困ったな」と感じているとしたら、それは「笑顔の写真を撮りたい、あるいは撮らなければならない」と思っているフォトグラファーの価値観があるからですよね。
でも、本当にその状況は「困った状況」なのでしょうか?
もしかしたら、親御さんは「泣いていて、あるいは恥ずかしがっていて可愛いな」と思っているかもしれないですよね。
(もちろん、この状況をフォトグラファーでなく親御さんが「困ったな」と感じているのだとしたら、それは「困った状況」だと思います。)
だから、私は撮影のとき、フォトグラファーとしての「こうあるべき」「こうあったほうがいい」という価値観をなるべく無くして、フラットな状態でいたいと思っています。
そのご家族それぞれの想いがあって、価値観や感じ方があるのに、フォトグラファーの価値観で一緒に過ごさせて頂くその時間を「良い」「悪い」なんて決めることはできません。
だから、やっぱり私にできる最大のことは「一緒に過ごさせていただく時間を大切にすること、そしてその時間を写真として紡ぐこと」だと強く感じています。

やっぱり私は一人で写真を撮っているわけではないんです。
親御さんだけでなくおじいちゃんおばあちゃん、ごきょうだい、ヘアメイクさん、他にもたくさんの人に助けて頂いていると思うし、何より、お子さまやご家族が受け入れてくださるから写真が撮れています。
だからこれからも、お子さまやご家族との関係性をなにより大切にしたいと思うし、星の数ほどいるフォトグラファーの中から選んでいただいたその裏にあるご家族の想いを私なりにではありますが想像して汲み取りたいと思っています。
​きっと上手くいくことばかりではないと思いますが、これからもたくさん支えていただきながら、お客様と一緒に楽しみながら写真を撮っていきたいと思います。
2021年、本当に沢山のご家族のお時間を託してくださってありがとうございました。
2022年も、Hanano Photographyをどうぞよろしくお願いいたします。

Hanano Photography 高橋花乃


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